今季バルセロナに加入したU-21スペイン代表MFペドリが過去にレアル・マドリーの入団テストに落ちたことを明かし、それに「感謝している」と語った。スペイン『マルカ』が伝えている。

　現在17歳のペドリはラス・パルマスの下部組織で育ち、昨年7月に16歳でプロ契約を締結。同年8月にプロデビューを飾り、2019-20シーズンはスペイン2部で36試合に出場して4ゴール7アシストを記録した。そして今季から移籍金500万ユーロ(約6億2000万円)でバルセロナにステップアップ。ここまで公式戦全10試合に出場し、2ゴールを挙げる活躍を見せている。

　順調なキャリアを歩んでいるが、かつては挫折も味わっていたようだ。スペインのラジオ局『カデナ・セール』の番組『エル・ラルゲーロ』のインタビューで、レアルの入団テストを受けた過去を打ち明けている。

「僕はレアル・マドリーの入団テストに行ったんだけど、彼らは僕に対して、そのレベルにないと言った。自分の実力が足りないと言ってくれた人に感謝している。今では昔から大好きだったチームに入っているからね。マドリーのシャツを着るのは奇妙なことだったし、僕はいつもバルサとともにあったんだ」

　また、バルセロナでFWリオネル・メッシと過ごす中で一番驚いたこととして「彼がトレーニングで見せているプレーだ。彼はオリベル・イ・ベンジ(漫画『キャプテン翼』のスペイン語版タイトル)のようだけど、それが現実になっているんだ」と言及している。

　さらにレアルとの“エル・クラシコ”でスタメン出場した経緯を聞かれると、「2日前に(指揮官のロナルド・)クーマンからクラシコで先発すると言われた。よく眠れたかって? ああ、問題ないよ」と大物ぶりも示した。

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