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バルセロナがアトレティコに完封負け…精神的支柱が負傷交代するアクシデントも発生

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バルセロナが0-1で敗戦

[11.21 ラ・リーガ第10節 A・マドリー1-0バルセロナ]

 ラ・リーガ第10節が21日に開催され、バルセロナはアウェーでアトレティコ・マドリーに0-1で敗れた。アトレティコのディエゴ・シメオネ監督にとっては、リーガでのバルセロナ戦で初白星。次節はミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を挟んで行われ、バルセロナは29日に本拠地でオサスナ、アトレティコは28日に敵地でバレンシアと対戦する。

 今節のバルセロナはスペイン代表の試合で左膝を負傷したMFセルヒオ・ブスケツに代わり、MFミラレム・ピャニッチがリーガ初先発。MFフレンキー・デ・ヨングとダブルボランチを組み、2列目は右からFWウスマン・デンベレ、FWリオネル・メッシ、MFペドリ、1トップはFWアントワーヌ・グリーズマンという配置となった。一方、アトレティコではウルグアイ代表での活動中に新型コロナウイルスの陽性が確認されたFWルイス・スアレスが古巣戦を欠場。MFジョアン・フェリックスとFWアンヘル・コレアが2トップを組んだ。

 連勝を狙うバルセロナは前半3分にビッグチャンス。右サイドのデンベレがスピードで打開し、クロスにニアのグリエーズマンが左足で合わせるも、シュートはわずかにクロスバーの上に外れた。

 アトレティコは縦への速い攻撃やパスワークでゴールを脅かすと、前半アディショナルタイム3分に先制する。攻め上がってきたDFジェラール・ピケがトラップミスしたボールにコレアが反応し、自陣からダイレクトでロングパス。左サイドをMFヤニック・フェレイラ・カラスコが抜け出すと、飛び出したGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンと入れ替わり、PA手前左から無人のゴールに右足で流し込んだ。

 追いかけるバルセロナは後半12分にペドリを下げ、負傷明けのMFコウチーニョを投入する。直後の左CKの流れからメッシが右足でクロスを入れ、ゴール前でフリーとなったDFクレマン・ラングレが頭で合わせるが、惜しくもGKヤン・オブラクの正面を突いた。

 得点が生まれない展開の中、後半14分にアクシデント。DFジョルディ・アルバに倒されたコレアの体重がピケの右脚にかかり、ピケが苦悶の表情を浮かべて倒れ込む。スタッフに支えられてピッチを去り、同17分にDFセルジーニョ・デストが緊急投入された。

 後半37分には右サイドのメッシが左足でクロスを供給。PA内中央のグリエーズマンがヘディングシュートを放つも、GKオブラクにセーブされる。バルセロナは最後までゴールが遠く、0-1のまま試合終了を迎えた。公式戦4戦無敗(3勝1分)だったが、リーグ戦3試合ぶりの黒星で今季通算3勝2分3敗。アトレティコは4連勝で開幕から8試合負けなし(6勝2分)とし、暫定2位に浮上した。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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