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ミラン監督代行務めた元イタリア代表ボネーラ氏、同い年イブラの負傷語る「筋肉系の問題」

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ダニエレ・ボネーラ氏が監督代行を務めた

 ミランは22日のセリエA第8節でナポリに3-1で勝利。ステファノ・ピオリ監督や副監督のジャコモ・ムレッリ氏、そして他スタッフも新型コロナウイルスで陽性判定を受けたため、監督代行には昨年現役を引退したばかりのコーチングスタッフで、元イタリア代表のダニエレ・ボネーラ氏が務めた。

 ミランのレジェンドでもあるボネーラ氏は、あくまで代行だが、監督としての初陣がかつての同胞ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が率いるナポリとの対戦となった。しかし、同い年の39歳FWズラタン・イブラヒモビッチの活躍により、3-1で勝利。『スカイスポーツ・イタリア』でボネーラ監督は試合後、「明らかに重要な勝利」と喜びを語りながら、「私たちは正しい方向に進んでいることを示してくれた勝利だった。だが、シーズンが終わる5月の話をするのは、第8節終了時点では時期尚早だ」と冷静さも失わない。若い世代が台頭するミランに、大きな可能性を見出している。

「セリエA制覇を成し遂げるためにお金を投資して構築されたチームがある。正直、私たちは目の前の優勝を手にできるほど(実力的に)完成されたものではない。だが、それは私たちが試合を経てまだ成長できるという意味でもある。それはある意味利点になるかもしれない」

 イブラヒモビッチは試合前、同い年の新米監督代行について「ときどき言ってやるんだ。緊張しすぎるなって。イブラがいるんだ。おれが全部面倒をみてやるって」と語っていたとおり、見事な活躍で白星をプレゼント。しかし、試合途中に左足太ももを痛め、途中交代となってしまった。

 ボネーラ監督代行は試合後、「まだ多くの情報はない」とイブラヒモビッチの怪我の具合を明かす。「筋肉系の問題だが、程度を確認するには数日を要するだろう」と語るに留めている。

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