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トリノ戦で前半交代の吉田麻也、伊メディアの評価は? 副監督も見解「落第ではない」

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前半で交代となったDF吉田麻也

 11月30日のトリノ戦で先発出場したサンプドリアの日本代表DF吉田麻也について、イタリアメディアなどが評価を下した。

 吉田は敵地で行われたセリエA第9節のトリノ戦においてリーグ戦7試合連続で先発。今季初スタメンとなったDFアレックス・フェラーリとセンターバックのコンビを組んだ。吉田はイタリア代表FWアンドレア・ベロッティやFWシモーネ・ザザらに対処して奮闘したが、前半25分にベロッティの先制弾を許したサンプドリアは前半終了後に4枚替えを決断。吉田は前半のみでピッチを退いた。なおサンプドリアは後半、1度は逆転に成功したが、2-2のドローに終わった。

『ユーロスポーツ』イタリア版は、吉田のパフォーマンスについて、合格ラインの「6」と採点。「崩れることはなかった。クリアする際も注意深く、空中戦において何度か良い対応をしていた」と一定の評価を与えた。なおチーム内最高評価は1得点1アシストを記録したMFアントニオ・カンドレーバおよび守護神エミル・アウデロの「7」。最低評価はMFバレリオ・ベッレの「5」となった。

 一方、『トゥット・メルカート・ウェブ』は、及第点にやや満たない「5.5」の評価を吉田に下した。「ザザとのデュエルに奮闘し、勝利することが多かった。しかし同時に侵入してきたトリノのMFらに大草原のスペースを与えてしまった」と分析した。このほか『スカイ・スポーツ』や『メディアセット』も同様に「5.5」と採点している。

 なお試合終了後、資格停止中のクラウディオ・ラニエリ監督に代わってベンチに座ったパオロ・ベネッティ副監督が、吉田ら4選手の途中交代について会見で言及。「4枚替えの選択肢があったので、ラニエリの意向により実行した。チームはあいまいで定まっていない様子だったので、方向転換を行うためだった。途中交代した選手は落第したわけではない。今後、チームのために必要となるはずだ」と説明した。

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