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リバプール地元メディア、MF南野拓実の機能性を強調「指揮官がプレスを必要とするなら…」

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地元メディアが南野拓実について言及

 リバプールの地元メディア『Liverpool Echo』が南野拓実に期待を寄せている。

 南野は9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループ第6節ミルティラン戦でMFとしてフル出場。1-1のドローで終わったが、終盤には南野があわや勝ち越しゴールという場面も。このゴールはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)裁定の結果、得点と認められなかった。

 だが記事では南野の奮闘ぶりが中盤で出色のものだったと強調している。

「南野はミルティラン戦で37回のプレスを敢行(データはRBRefより)。これはリバプールの選手として今季、2つの主要コンペティション(プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ)で最も際立った数字となった」

「元ザルツブルクのアタッカーは(ユルゲン)クロップのファーストチョイスになるのだろうか?おそらく、南野は前線では強力なメンバーがそろっていることもあり、どの位置でも多くの時間を得ることが難しいだろう」

「だがデンマークで見せた彼のパフォーマンスは素晴らしいものがあった。もしクロップが中盤からの激しいプレッシャーを必要とするのなら、今後南野に多くの出場機会を与えることになるかもしれない」

 ドルトムント時代、指揮官クロップは“ゲーゲンプレス”というスタイルを武器に、ブンデスリーガで結果を残していた。リバプールでは基本的に4-3-3の布陣がメインとなるが、時折ドイツ時代に見せていた4-2-3-1のシステムで戦うことも。どちらのシステムにおいても、MFの機能性が重要となる。

 ミルティラン戦での南野のプレーぶりは、得点機だけでなく守勢時の機能性を高めるうえで効果的だったと地元紙は説いている。

 果たして南野はリバプールで今後どのような使われ方をするのだろうか。前線のバックアッパーだけでなく、中盤で使われるケースが増えることになるかもしれない。今後も指揮官クロップの采配が注目されるところだ。

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