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我慢続く南野拓実にクロップ監督「上手くいっていないからチャンスが少ないわけではない」

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指揮官が南野拓実に言葉を送る

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、南野拓実についてトッテナム戦の公式マッチデープログラムに綴った。

 間もなくリバプールに加入して1年が経つ南野。しかし、クラブでの定位置確保には至っておらず、カップ戦では出場機会を得て得点を記録するも、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグではベンチを温める日々が続く。

 それでも、先日の1-1のドローで終わったフルハム戦では、後半最初から途中出場すると精力的なプレーを披露してチームの勝ち点奪取に貢献した。そんな日本代表FWについて、16日のトッテナム戦に向けたマッチデープログラムの中でクロップ監督が綴った内容を『PA通信』のカール・マーカム氏が『Twitter』に投稿した。

 この中でリバプール指揮官はフルハム戦の前半に対しての非難が正当なものであったことを認めた後、同選手について「1人の選手の名前を出すことは好きではないが、タキ・ミナミノは私が強調したい選手だ。ここに来てからの彼は我々にとってセンセーショナルだ。彼の姿勢は常に最高のレベルで、学んで、成長することへの取り組みがそのすべてだ」と綴り、賛辞の言葉を続けた。

「彼は我慢しなければならず、このことはとても簡単ではないことであると想像できる。彼が上手くいっていないから先発でのチャンスが少ないわけではない。彼のポジションの選手たちのチームへの貢献性にとても一貫性があるからだ」

「しかし、タキは手本という意味で全員に対してその方向性を示している。彼は自身の持っているものすべてを日々出し切っている。昨今、我々は彼をセントラルミッドフィールドの位置で起用し、彼もこのことをとてもポジティブに受け入れている。これこそまさに我々が全員から必要としていることだ。チャンスがあるとき、そのチャンスに全力を注ぐ。そしてつかみ取る。すべてはチームのために!」

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