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ナポリ会長、没収試合の再戦に遺憾のユーべ指揮官に皮肉「ピルロは弁護士ではないはず」

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ナポリ会長がユべントス指揮官アンドレア・ピルロに皮肉

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が24日、イタリアラジオ局『ラディオ・カピタル』の番組のインタビューを受け、ユべントス指揮官アンドレア・ピルロに皮肉を述べた。

 ナポリでは、10月4日に予定されていたセリエA第3節ユベントス戦の直前にチーム内でMFピオトル・ジエリンスキらの新型コロナウイルス感染が発覚。地元保健所の要請により足止めを受け、トリノへの遠征が不可能となった。セリエAは当初、没収試合としてユベントスの3-0の勝利として認定。ナポリにはペナルティの-1ポイントを科した。

 ナポリはその後、上訴するも1度目は敗北。しかしイタリアオリンピック委員会(CONI)における再審では勝利し、再戦が決定した。3ポイントが取り上げられた形となったユベントスの指揮官ピルロは、「再戦でも問題はない。しかし感染者が欠場する中でも黙って遠征し、ポイントを失った他のチームにとって残念なことだ」とコメント。厳しい台所事情の中、試合をプレーした他チームに言及して遺憾の意を示すと、ナポリ会長が反応し、皮肉を述べた。

「ピルロは弁護士ではない。手続きなどがどのようになされているのかを知らず、ガイドラインに沿って何が起きたのかもすべてを知らないのだろう。監督なのだから、彼が知る必要はない。今回の話は、勝つとか負けるとか、そういった話ではない。サッカー連盟により誤った形で下された決断を覆したまでの話だ」

 なお再戦の日程は現時点で決定しておらず、『ガゼッタ・デロ・スポルト』は5月と予想。一方、『コリエレ・デロ・スポルト』は、スーペルコッパ・イタリアーナの開催を延期して来年1月に行う可能性や、2月14日にナポリで予定されている同カードとの入れ替えの可能性を指摘している。

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