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岡崎が自身初のレアル・マドリー戦へ「高ぶっている」「早くやりたい」

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レアル戦に向けて意気込むFW岡崎慎司

 FW岡崎慎司が所属するウエスカは6日、ラ・リーガ第22節でレアル・マドリーをホームに迎え撃つ。岡崎の同試合に向けた会見でのコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 岡崎は昨年10月31日に敵地で行われた前回対戦の第8節(●1-4)を負傷で欠場。今節が初のレアル戦出場のチャンスとなる。誰もが知るビッグクラブとの試合を前に、気合は十分のようだ。

「(レアルが)どういうクラブか、それは多分みんなの方が知っていると思うし、もちろん僕自身も知っています。ある意味スペインのリーグでやる1つのモチベーションではあります」

「前回の試合の時は怪我をしてしまって出られなかったので、今回は先発なのか途中(出場)なのか分からないですけど、出るチャンスがあるという部分にすごく自分自身も気持ちは高ぶっています」

「やっぱりそこで結果を残したいし、勝ちにいくというのが僕らの目標。チームとしてもいい準備ができているし、僕自身もチームに何をもたらすことができるか、今はすごく固まっているので、早くやりたいなという部分はありますね」

 今季はここまでリーガ17試合に出場し、1ゴールを記録。初めて臨んでいるスペイン1部の印象についても語っている。

「僕らがイメージしているパスサッカーとか、きれいなサッカーというのは全然なくて、勝ちに対してどのチームもすごく貪欲。戦術対戦術という試合になったりとか、より均衡した試合になるというか、引き分けが多い。たぶん他のチームも引き分けが多くて得点数も少ないと思うんですけど、そういう意味では攻守の攻防がすごく激しいリーグだなと思います」

 戦術的に徹底しているチームが多く、「そこにうまい選手たちがちゃんとフィットしているので、2部のときより1部の方がクオリティーが上がって、ゴール前もしっかりブロックを作ってはね返される」と実感を込めて話す岡崎。「自分たちがなかなか得点できず、僕自身も得点を取れない、待っていてもボールが来ないというシーンがすごく多くて、今はある意味で苦労はしている」と認める一方、そこに楽しさ、やりがいを感じているようだ。

「待っていてダメだったら、どうしたら自分が生きるのか考えるのが、より楽しくなっている。もっと時間があればというのが正直な気持ちですけど、やれる限りのことは残していきたいなと思います」

 最下位に低迷するウエスカは1月12日にミチェル前監督を解任し、パチェタ新監督を招聘した。システムを4バックから3バックに変えたチームは新体制初陣の第19節ヘタフェ戦(●0-1)こそ落としたが、続く第20節ビジャレアル戦(△0-0)で連敗を4でストップ。第21節バジャドリー戦(○3-1)で8試合ぶりとなる今季2勝目を手にした。

 岡崎は現在のチーム状況を踏まえ、勝利から逆算したサッカーで首位を快走するアトレティコ・マドリーのような戦いが、自分たちの道しるべになるだろうと分析する。

「どのリーグもコロナウイルスの影響もあって、本来の力は出せていない部分も多いと思うんですけど、だからこそ今のリーグの状況になっていると思うし、その中で徹底したアトレティコのサッカーが上にいるというのも納得できるなと」

「そういう意味では僕らのチームも今そういう勝ちにいくサッカーというか、そこに切り替えているので、これがどういう結果になるかというのは、僕たち次第かなと思います」

 シーズンはすでに折り返し地点を過ぎ、残留のために残された試合数は17。ウエスカはホームでレアルを叩き、今後の戦いに弾みをつけることはできるか。

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