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強敵相手に逆転勝利のユーベ、指揮官ピルロは変則起用に応えた選手を称賛

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デミラルの頭突きに応えるアンドレア・ピルロ監督

 ユベントスは6日の第26節でラツィオに3-1で勝利。アンドレア・ピルロ監督が『DAZN』のインタビューで試合を振り返っている。

 10連覇に向けて首位追走のスパートをかける3位ユベントス。前半14分に失点を喫するが、同39分にMFアドリアン・ラビオが同点ゴールを決めると、さらに後半12分にはFWアルバロ・モラタがカウンターからゴールを仕留める。さらに同15分にはモラタがPKを決め、3-1で勝利を手にした。

 ユベントスは、この試合の直前にMFロドリゴ・ベンタンクールが新型コロナウイルス検査で陽性が判定。布陣こそやり慣れた4-2-3-1だったが、各ポジションで起用したメンバーは大幅に変則的なものとなった。4バックは右SBフアン・クアドラード、DFメリフ・デミラル、DFアレックス・サンドロに加え、左SBにFWフェデリコ・ベルナルデスキを配置。ポリバレントなDFダニーロを中盤で起用し、ラビオとコンビを組ませた。

 試合後、ピルロ監督は「今夜は決勝戦と思って戦った。新しいポジションでプレーをしなきゃいけない選手もいて、素晴らしいプロ意識と犠牲の精神を示してくれた」と選手たちを称賛。「ダニーロは中盤の中央でプレーする準備はできていたが、特にベルナルデスキが左SBでプレーしたことはすべての褒め言葉に値する」と語る。「そして一番良かったことは、チームの反応だ。このような強敵相手に先制を許した中で試合をひっくり返したことに、とても満足しているよ」と手放しでねぎらった。

 ユベントスは9日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦でポルトと対戦。第1戦ではアウェーで1-2の敗戦。本拠地で迎える大一番に、指揮官は「チャンピオンズリーグは非常に重要な目標だ。この試合に向けて正しいアプローチを見つけなくてはいけない。ミスは許されない」と目を光らせている。

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