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首位独走インテルだが…カペッロが弱点を分析「2人を止めれば攻撃は機能しない」

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MFニコロ・バレッラとDFアクラフ・ハキミ

 イタリア人指揮官のファビオ・カペッロ氏が、イタリアメディア『スカイスポーツ』のTV番組『スカイ・カルチョ・クラブ』に出演した際に、インテルについて分析した。

 2月中旬以降、セリエAで単独首位を走るアントニオ・コンテ率いるインテル。14日のセリエA第27節トリノ戦では敵地で2-1と勝利を収め、リーグ戦8連勝を飾った。同節でミランが敗れたため、勝ち点差を「9」にまで広げている。

 首位を独走するインテルだが、トリノ戦では一時同点に追いつかれるなど苦戦し、パフォーマンスの上での課題もみられた。カルチョの“ご意見番”カペッロ氏は、8日のアタランタ戦(1-0)にも触れつつ、インテルの攻撃のカギはMFニコロ・バレッラとDFアクラフ・ハキミにあると指摘。「アタランタは、ハキミとバレッラを止めれば、インテルの攻撃の多くが停止することを明らかにした。そしてトリノ戦でも同じことが起きた。おそらく彼らも察知したのだろうね」と語り、2人を抑えられるとインテルの攻撃が機能しなくなるとの見解を示した。

 続いてカペッロ氏は、インテルの得点源であるFWロメル・ルカクとFWラウタロ・マルティネスに言及。これまで合計33ゴールを記録してインテルをけん引する2人を比較した。「ルカクの方が、フィジカルがより強くてよりスピードがある。しかし技術面については疑いがないほど絶対的にラウタロが上回っている」と分析している。

 またカペッロ氏は、2月13日のセリエA第22節において、シーズン序盤から首位をキープしていたミランがスペーツィアに0-2と敗れて陥落したことで、インテル優勝へと流れが傾いたと強調。「インテルは、ミランがスペーツィアに敗れた時にスクデットを獲得したようなものだ。あの日からすべてが変わった」と振り返った。

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