元フランス代表FWダヴィド・トレゼゲ氏が、パリSGのFWキリアン・ムバッペを絶賛した。

22歳にして3度のリーグ・アン制覇やフランス代表としてワールドカップ(W杯)も制しているムバッペ。今季もここまで公式戦38試合で32ゴールを挙げるゴールハンターは、7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのバイエルン戦でも2ゴールを記録するなど存在感を発揮し、3-2での先勝に貢献した。

現役時代にユベントスなどで活躍し、フランス代表としてもW杯とEURO制覇を経験した名ストライカーのトレゼゲ氏は、同胞の後輩であるムバッペを絶賛。フランス『Le Parisien』で、「彼のスピードやスキル、フィジカル、技術的な素晴らしさは理解しているが、それでも彼はいつも私を驚かせる」と口にし、以下のように続けた。

「チームが優れた試合をするとき、そこには優れたパフォーマンスを見せた選手がいるものだ。キリアンが改めてこのことを証明したね。これは偉大な選手である証明だ」

「彼は正しい道のりを歩むことができている。彼自身がリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドの後に続きたいと言っているように、私も彼が最も彼ら(メッシ&C・ロナウド)の領域に近い選手だと思っている」

　またトレゼゲ氏は、PSGがアウェーでバイエルンに先勝したことを受け、「パリは一歩前に出て、準決勝に進むための全てのカードを手にした」とコメント。それでも、「だが、相手はバイエルンだ。注意する必要がある。ロベルト・レバンドフスキの不在は大きなハンデだが、このドイツのチームは簡単には譲らない」と、王者が巻き返す可能性も十分に考えられると見解していた。