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「何かのジョークだ!」クロップがCL新フォーマットへ不満爆発

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ユルゲン・クロップ監督の不満が爆発

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の新フォーマットを“ジョーク”と一蹴した。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は先日、2024年から導入する予定のCL新フォーマットを発表。出場チーム数を従来の32チームから36チームに増やし、現在のグループリーグに当たるラウンドでは、試合数が6試合から10試合に増加するなど、“改良”というよりも“改悪”ではないかとの声も上がっている。

 23日のプレスカンファレンスで、フットボール界に激震が走った欧州スーパーリーグ創設が頓挫したことに「良いこと、とても良いこと、最高だ」と喜んだクロップ監督だが、CL新フォーマットに対しては辛辣な意見を送った。

「新チャンピオンズリーグは最高ではない。UEFAと1時間にわたり意見交換を行い、私は“これは好きじゃない”と言った。6試合の代わりに10試合なんて、どこにその日程を入れるのか私にはわからない。おそらく、UEFAはイングランドのカップ戦を中止にしたり、リーグを18チームにすることを要求するかもしれない。プレミアリーグやEFL(イングランド・フットボールリーグ)にしてみれば“ありえない”ことだろう」

「UEFAも、スーパーリーグも、誰も我々の意見に耳を傾けようとはしない。ただ、“もっと試合をこなせ”と言うだけだが、現状ではこれ以上プレーすることは不可能だ。リーグに20チームがいて、2つのカップ戦、そしてヨーロッパの試合はクリスマスまでに10試合。我々の意見は聞かれることなく、ただ要求されたことをこなす以外にない」

「我々みんながスーパーリーグがなくなることを望んだが、同時に新チャンピオンズリーグがやって来た。誰がこのコンセプトを知っている? これが“完璧だ”なんて誰が言った? 金は関係ないなんて私に言える人間はいるのか? 何かのジョークだ! ネーションズリーグのときやクラブワールドカップのときにも言ったが、彼らは我々に尋ねることはなく、ただ導入しただけだ。なぜかって? すべては金のためだ」

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