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ユーベはミランに敗れてCL圏外に転落…ピルロ監督は自身の進退に言及

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苦しいシーズンを過ごすアンドレア・ピルロ監督

 セリエAは9日に第35節を行い、ミランはユベントスに3ー0で勝利。ともに勝ち点69の対戦はミランに軍配が上がり、ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏外の5位に転落した。

 ユベントスはミランとの大一番で敗戦。ホームでミランに敗れたのは2011年3月以来となった。前半終了間際にMFブラヒム・ディアスにファインショットを決められると、負傷したFWズラタン・イブラヒモビッチに代わって入ったFWアンテ・レビッチに追加点を奪われる。同37分にはDFフィカヨ・トモリにダメ押しとなるヘディングシュートを決められた。

 勝利したナポリに順位を入れ替えられ、ユベントスは5位に転落。今季は9年続いたリーグ制覇が切れており、欧州CLに出場できなくなると大きな転換点となる。監督キャリアを持たずして今季指揮官に就任したアンドレア・ピルロ監督は、試合後に胸中を明かしている。『スカイスポーツ・イタリア』が伝えている。

 指揮官はチームの状況について「練習では良かった。いいメンタルと集中力でトレーニングできていた。素晴らしいパフォーマンスを発揮できると確信していた」と振り返る。「しかし、うまくいかなかった。順調な入りだったが、道に迷った挙句にこういう結果となった」。落胆の色を見せつつ「いま説明するのは難しい」と悔しさをにじませた。

「このような重要な試合で0ー3で負けた場合、それは多くのことがうまくいかなかったことを意味する。少し落ち着いた頭で選手たちと話し合う必要がある」

「私が身を引くか? いや、自ら立ち去ることはない。まだ3試合ある。許される限りは仕事を続けるつもりだ」

「選手たちが変化に抵抗しているわけではない。特定のプレーヤーのせいで困難に陥り、選手たちが最大限の力を発揮できないとしたら、それは私のせいだ」

「うまくいかないときは、私がすべての責任を負う。このチームは素晴らしい選手たちで構成されている。良いときも悪いときも、選手たちはいつも私に従ってきた。だから、彼らを非難することなどない。ピッチでうまくいかないときは、このチームのトップである私のせいだ」

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