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インテル、11年ぶりスクデットの快挙もコロナ禍で苦境…選手の給料カットを正式要請か

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 インテルのスティーブン・チャン会長らは10日、所属選手に対して給料の2カ月分の減額を受け入れるよう求めた。イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 アントニオ・コンテ指揮下の2年目において、11年ぶり19回目となるスクデットを獲得する偉業を達成したインテル。2011-12シーズン以降、長きにわたった王者ユベントスの覇権に終止符を打ち、新たな時代を切り開いた。

 インテルは今後も、“常勝チーム”としてのプロジェクトの継続を計画しているが、コロナ禍の現在、厳しい状況に置かれているのも事実だ。ヨーロッパのすべてのビッグクラブが財政規模の縮小を余儀なくされる中、インテルも選手の給料のカットを検討。チャン会長と2人のCEO、ジュゼッペ・マロッタ氏とアレッサンドロ・アントネッロ氏が10日、選手らに対して事情を説明し、年俸の2カ月分にあたる金額の削減に同意するよう正式に要請した。

 選手らは、クラブの要請に対して個別に応じることが可能で、2カ月分の減額を受け入れるか、それとも別の選択肢を模索するかは、個々の判断に委ねられる。なおスクデット獲得のボーナスについては、別途に支給される見込みとされている。12日に行われるローマ戦の前日会見がキャンセルとなったのは、こうしたピッチ外への質問が集中することを予測してのものだとみられている。

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