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エイバルがスペイン1部から初の降格…武藤は“屈辱”の途中交代

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FW武藤嘉紀は前半に途中交代

[5.16 ラ・リーガ第37節 バレンシア4-1エイバル]

 ラ・リーガ第37節が16日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属する20位エイバルは敵地で14位バレンシアに1-4で敗れた。ベンチスタートの乾に出番はなく、2トップの一角で先発出場した武藤は0-3の前半36分に途中交代。エイバルはクラブ史上初の1部昇格となった2014-15シーズンから6年連続で残留を果たしていたが、昇格7年目で初の降格が確定した。

 すでに残留を決めているバレンシアは前半3分、カウンターからPA内左に進入したMFゴンサロ・ゲデスが左足のシュートを突き刺し、早い時間帯に先制する。同19分にはPA左脇のゲデスからの折り返しがPA内中央に流れ、MFカルロス・ソレールが左足で押し込んだ。

 さらに前半30分、PA左外からDFホセ・ガヤがワンタッチで低いクロスを入れ、ソレールが右足を伸ばして蹴り込む。バレンシアがあっという間にリードを3点に広げた。

 エイバルは前半36分に動き、武藤に代えてFWセルジ・エンリク、DFケビン・ロドリゲスに代えてMFブライアン・ヒルを投入。すると同39分、交代直後のヒルがPA内右のDFロベル・コレアからの折り返しに右足で合わせ、1点を返してハーフタイムを迎えた。

 しかし、バレンシアは後半4分に右サイドのFWマキシ・ゴメスからのクロスをゲデスが押し込み、4-1とエイバルを突き放す。試合はそのままタイムアップとなった。

 今節を終え、残留争いはウエスカが勝ち点33で17位、エルチェが勝ち点33で18位、バジャドリーが勝ち点31で19位、そしてエイバルが勝ち点30で20位。エルチェとの直接対決で2戦2敗を喫しているエイバルは、仮に最終節で33ポイントに到達して並んでも、当該チーム間の成績で残留圏内の17位には上がれないため、ここで降格が決定した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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