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「内部にクラブを傷つけようとする人間もいた」アルテタ、アーセナルで初フルシーズンを総括

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シーズンを振り返った{ミケル・アルテタ}}監督

 アーセナルミケル・アルテタ監督が初のフルシーズンを振り返っている。

 今季はアルテタ監督の下で序盤戦に苦しんだアーセナル。後半戦は巻き返し、現在プレミアリーグ4連勝中。クリスマス以降に獲得した勝ち点はリーグ3位だったが、58ポイントの9位に甘んじている。またヨーロッパリーグでも準決勝でビジャレアルに敗れ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場の可能性は消滅。それどころか、25年ぶりに欧州カップ戦不参加の危機に陥っている。

 そんな中、アーセナルは22日にブライトンとの今季最終戦に挑むことになる。会見に出席したアルテタ監督は、前半戦の厳しい時期には「多くの原因」があったとしつつ、クラブ内部にもチームを「傷つけようとするもの」がいたと明かした。「困難なシーズンでもポジティブな要素はあったか?」と問われ、以下のように答えている。

「一番良かったのはチーム、スタッフ、従業員、全員が一緒に戦えたことだ」

「勝てていない状況で、クラブ内外の多くの人間がチームを傷つけようとしていた。通常こういったことが起きるとチームに亀裂が入り、すべてが崩壊してしまう。しかし、そうはならなかった。彼らをまとめてブロックし、とても強くすることができた。これは大きな成果だと思う」

 また、指揮官は「内部からダメージを与えようとした人間はまだクラブにいるか?」と問われると、「ノー」と答えている。

 2019年12月にアーセナル指揮官に就任したアルテタ監督にとって、今季は初のフルシーズンとなった。総括を求められると「極めてチャレンジングだった。だが、非常に刺激的だったね」とし、今後への意気込みを語った。

「このクラブは私が考えていたよりも大きく、良いものだった。このクラブに最高の喜びを与え、我々がトライしていることが正しく、誇りあるものだと感じてもらうため、必要なことは何でもする覚悟だ。それができるまで、私は辞めないよ」

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