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「とても嫌な気分になるからね」サウサンプトン指揮官、南野はリバプールより自チームが適切だと主張…移籍交渉を認める

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サウサンプトンにレンタル移籍していたFW南野拓実

 サウサンプトンラルフ・ハーゼンヒュットル監督がFW南野拓実の獲得に向け、リバプールと協議したことを明らかにした。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

 南野は今年2月により多くのプレー時間を求め、リバプールからサウサンプトンに期限付き移籍。デビュー戦でいきなり得点を挙げ、3試合目には堅守チェルシーからゴールを奪うなど、新天地で好スタートを切った。しかし、最終的にはプレミアリーグ10試合の出場で2得点。リバプール在籍時と合わせても19試合3得点と、昨季に続いて不完全燃焼のシーズンとなった。

 同紙によるとリバプールは今夏、南野がアンフィールドに戻ってくることを前提に次の動きを計画しようとしているという。だが、まだ日本代表FWの将来について決めかねている模様だ。そうした中、ハーゼンヒュットル監督は『ハンプシャー・ライブ』のインタビューで南野の移籍に関してリバプールの責任者と接触したと明かし、サウサンプトンでプレーを続けるべきだと主張した。

「自分が望んでいるように試合に出られず、練習だけしてスタメンに加われないのは、選手にとって決して良いことではない」

「選手がビッグクラブに入りたがるのは、そこではたくさんのお金が手に入るし、トップ6の一員として多くの称賛を受けるからだ」

「しかし、そのことを喜ぶのはほんの一瞬だ。なぜなら十分にプレーができず、クラブにとって重要ではないと見なされると、とても嫌な気分になるからね」

「彼にとって最も重要なことは、プレー機会を得ることだ。私たちは怪我人を多く抱えていたので、彼の出場試合数が多くなることは明確だった」

 サウサンプトン指揮官は「南野にとっては、ここでプレーすることが重要だった。私たちは彼にプレー機会を与えたし、彼はここでのプレーを楽しんでいた」と、自チームがふさわしい場所であることを強調。一方で「私たちはリバプールと話をしたが、南野の扱いがどうなるのかは分からない。彼らは移籍市場で何かをするかもしれない」とも語った。

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