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ネスタ氏が振り返る“メンタル崩壊”のメッシ戦「37歳の僕に10分間で10回も…」

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FWリオネル・メッシと対峙したアレッサンドロ・ネスタ

 元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタ氏が、イタリアのサッカー情報サイト『Calciatori Brutti』のインタビューに応じ、現役時代のエピソードを明かした。

 過去にラツィオやミランでプレーし、スクデットやUEFAチャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得したネスタ氏。現役時代を振り返り、2011-12シーズンに37歳で迎えたバルセロナのスーパースター、FWリオネル・メッシとの対戦について裏話を明かした。

「何に意気消沈したかって? 彼は10分間で10回もスプリントをかけたんだ。私は当時37歳。消耗し始めていた。10度目を仕掛けられたときは、蹴りを入れてしまったよ。もう目が回って星が見えるくらいだったんだ! ピッチに倒れ込んで2秒くらい目を閉じ、それから目を開けると、彼が私を起こそうと手を差し伸べてくれたんだ。私は彼を蹴とばしたと言うのに。私は崩れ落ちた。メンタルは崩壊してしまったよ」

 そしてネスタ氏は、FWクリスティアーノ・ロナウドとの比較を求められると“メッシ派”であることを告白。「30代後半で2人と対戦したが、私はメッシ派だ。彼は小柄だが並外れた選手だ。一方のC・ロナウドは年間40ゴールを決める。2人ともそれぞれの特徴があり、素晴らしい選手だと思う。ただ私はどちらかと言うと、メッシとの対戦を避けたいかな」と語った。

 また元ラツィオDFは、ライバルチームであるローマのバンディエラだったフランチェスコ・トッティ氏にも触れた。

「8歳の時から対戦してきたし、彼のことはよく知っている。ただ、ローマでは一緒に外出することはできなかった。ラツィオの主将とローマの主将が一緒に外食するわけにはいかないからね。それでも、彼とは素晴らしい友人関係を築いてきた」

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