U-24ブラジル代表にオーバーエイジ枠で招集されたDFダニエウ・アウベスが『FIFA』のインタビューで、同胞のFWネイマールについて語った。

　これまでセビージャ、バルセロナ、ユベントス、パリSGとビッグクラブを渡り歩き、ブラジル代表としても数々のタイトルを掲げてきたD・アウベス。今までのキャリアで獲得した主要タイトルは「43」にも上り、これは世界記録となっている。そして今回、東京オリンピックに臨むU-24ブラジル代表にオーバーエイジ枠で招集。38歳となった大ベテランだが、いまだ獲得したことのないオリンピックの金メダルへ向けて東京で戦うことになる。

　そんなD・アウベスは『FIFA』のインタビューで、バルセロナやパリSG、ブラジル代表でともに戦ったネイマールについて「現在の世界最高の選手」と断言。その理由を語っている。

「非常に希少な天才だと思う。まったくと言っていいほど正当に評価されていないけどね。僕らの国では、成功が犯罪のように思われている。彼はブラジル人であることの代償を支払っていると思うよ。もし他の国の生まれで、今と同じような活躍や記録を残せば、ブラジル人はもっと評価するんじゃないかな」

「ネイマールは、子どもたちにフットボールと恋させるんだ。僕が小さい頃にフットボールを好きになったのは、ブラジル代表選手の魔法に魅せられたから。フットボールとは何かを表現するために、他人とはまったく違うことをやり遂げる能力だ……今は非常に戦術的でフィジカル的なものになっており、退屈なものになりつつある」

「フットボールは芸術なんだ。美しくないといけない。ネイを見ていると、それがわかる。彼のような魔法を魅せる人はいない。僕はフットボールが大好きだし、ネイも大好きだ」

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