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久保建英、EU圏外枠の問題で今季もレンタル移籍とスペイン紙報道…最有力候補はソシエダか

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MF久保建英は新シーズンもレンタル移籍か

 スペインのスポーツ紙『アス』は、レアル・マドリーMF久保建英がEU圏外枠の問題により、今季もレンタル移籍する見込みと報じた。

 レアル・マドリー加入以降、2シーズン前にマジョルカ、昨季にビジャレアル&ヘタフェとレンタルを繰り返している久保。今季もやはり他クラブでプレーすることになりそうだ。

『アス』曰く、久保は今季にレアル・マドリーでプレーする期待も多少は持っていたようだが、しかし現実的には可能性が低いことも分かっていた様子。ただし、それはMFエデン・アザール、FWロドリゴ、MFマルコ・アセンシオ、FWビニシウス・ジュニオールがいまいちパッとしないチーム内競争ではなく、EU圏外枠の問題であるようだ。

 レアル・マドリーは現在、EU圏外枠について頭を悩ましている最中だ。というのもイギリスのEU離脱によって、特例でも出ない限りはMFガレス・ベイルもEU圏外枠扱いとなってしまった。このために3枠に収めなければならないEU圏外枠はブラジル人のロドリゴ、ビニシウス、DFエデル・ミリトン、そしてウェールズ出身のベイルと久保を抜かしたとしても1人余ってしまい、レアル・マドリーが日本人MFをその陣容に含めることはほぼ不可能となっている。

 こうした事情によって、3シーズン連続のレンタルが濃厚となっている久保。『アス』曰く、レンタル先についてはスペイン国内外のクラブが興味を示しており、その中でもソシエダが最有力候補に挙げられているという。レアル・マドリーはソシエダが実践するプレースタイル、若手選手を積極活用する方針的に久保にとって最良の選択肢と考えている様子。ソシエダには2シーズン前にMFマルティン・ウーデゴーアも貸し出しており、それが完全な成功であったことも加味されているようだ。

『アス』は「タケ・クボは母国での五輪の真っ最中に(移籍先の)決断を下すことを義務付けられる。日本代表は6月25日日曜に五輪をスタートさせて、決勝までたどり着く場合には8月7日まで、ラ・リーガ開幕のたった1週間前まで大会を戦うことになる」との文章で記事を締めている。果たして、久保本人はどのような決断を下すのだろうか。

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