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「マンUの新しい役割をオファーされた」フアン・マタ残留の理由、一端が明らかに

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 マンチェスター・ユナイテッドの元スペイン代表MFフアン・マタが契約を延長した背景について、英『ミラー』が伝えている。

 マタはマンチェスター・Uで地位を築き、人気を集めてきた選手だが、若手の台頭もあり、昨シーズンは10試合の出場にとどまるなど出場機会が減少。33歳という年齢からも移籍が予想されていた。

 しかし、今月はじめにマタは再契約を締結し、1年間の契約延長。『MEN』は、マンチェスター・Uがマタを残留させた理由の一端を明らかにしている。

 記事によると、マタはすでに選手としてのキャリアを超えた人生を考えているという。クラブメディアにコーチへの転向を視野に入れていることを明かし、マンチェスター・Uは引退したあとのアンバサダーとしての役割をオファーしていると言われている。

「今、いくつかのコースを受け始めている。マネージメントコースをとりつつ、コーチングバッジをとろうとしているんだ」とマタは語った。「30歳を過ぎたら、次のことを考え始めるのはサッカー選手にとって重要なことだからね」

「もちろん、サッカーに勝るものはない。できる限り長くプレーしたいと思っているけど、準備をして何かを始めなければならない」

 マタはサッカー界で尊敬されており、寄付金で社会的課題に取り組むことを目的とした慈善団体「コモン・ゴール」を設立し、多くのプロ選手が収益の一部を寄付している。マンチェスター・Uが、自分たちを代表する選手として、またブランドを世界に広めるために、彼を起用するのは当然のことだとみられている。

 現在のマンチェスター・Uのアンバサダーには、アレックス・ファーガソン氏、ボビー・チャールトン祖、ガリー・ネビル氏、アンディ・コール氏、ブライアン・ロブソン氏、ピーター・シュマイケル氏、パク・チソン氏、ネマニャ・ビディック氏などが名を連ねている。

 マタは今夏プレシーズンマッチの両方に出場し、多くの才能ある若手選手たちと共演した。将来に向けての準備を進める一方で、オーレ・グンナー・ソルスカヤ監督は、マタがチームの中で重要な役割を担っていると感じている。

「私たちは若いチームであり、その点も考慮していた。私たちの若い選手たちは、アカデミーで育成され、良い習慣を身につけているので、自分たちはサッカーのことをよくわかっていると思っている」

「だがトップチームにフアンのようなW杯優勝者がいると、たとえプレーしていなくても、彼の振る舞いから見習うことができる。彼は去年、思うようにプレーできなかったが、自分自身やチームを失望させるような態度は出さなかった」

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