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クーマン、メッシ退団は「衝撃」としつつ…「前に進まないと。未来へ向けて取り組むんだ」

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チームについて語ったロナルド・クーマン監督

 バルセロナロナルド・クーマン監督が、FWリオネル・メッシ退団後のチームについて語っている。

 下部組織時代からバルセロナ一筋で、プロデビューから17年間を捧げたメッシ。クラブ歴代最多出場(775)や最多ゴール(670)、最多タイトル獲得(35)など偉大な記録を残してきたが、5日に退団が決定。バルセロナ側は、ラ・リーガの定めるサラリーキャップをクリアできなかったことが原因であると発表している。

 クーマン監督はメッシの退団について、『ESPN』のインタビューで「クラブの財政状況が困難なこともわかっていた。だが、レオが退団すると聞いたその時は衝撃だった」と振り返りつつ、「でも、新しいシーズンが始まったのに失望したままではいられないので、早く変わらなければならない。この数日間が難しい日々だったことは理解しないといけないがね。メッシは、このクラブにとって非常に大きな意味を持っていたんだ」と語った。

 そして「我々は選手には常に終りがあることを理解する必要がある。今は新しいシーズンに集中しなければならないから、終わりにしないといけないね」と、2021-22シーズンへ向けて意気込みを語った。

「新しい選手が加入したし、前に進まなければ。今季のチームには多くの若手選手がいるが、将来のためでもある。我々は未来へ向けて取り組んでいる。ここ数日間の出来事ではなく、未来へフォーカスするのが重要なんだ」

「もちろん(メッシが退団したことで)得点を奪うのは難しくなるだろう。メッシは昨季30ゴールも決めた。だからこそ、他の選手はより働かなければならないし、次のステップに進む必要がある。今は個々の選手よりもチームが重要だ。1人ではダメだ。一緒に戦う必要がある。アンス・ファティや(フィリペ・)コウチーニョのようにケガしていた選手が戻ってくれば、強力なチームになるだろう。期待されることを実現するために、さらなる努力をするよ」

「我々は過渡期にある。今季のスタートは難しくなることを覚悟しなければならない」

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