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移籍噂の冨安健洋にボローニャOBが見解「ここ数年で大きく成長したが…」

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去就が注目されるDF冨安健洋

 元イタリア代表MFでボローニャOBのエラルド・ペッチ氏が15日、地元紙『レスト・デル・カルリーノ』のインタビューに応じ、日本代表DF冨安健洋について見解を示した。

 冨安は2019年夏にベルギーのシントトロイデンからボローニャにステップアップすると、加入直後から右サイドバックのレギュラーに定着。指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの信頼を勝ち取り、評価を高めた。2年目となった昨シーズンは、チームの台所事情に応じて守備のすべてのポジションをこなしてユーティリティ性を発揮。シーズン途中の第23節までセリエA唯一、全試合フル出場して注目を集めた。

 今夏の移籍市場では、アタランタのほか、プレミアリーグ勢のトッテナム、アーセナルなどから熱視線が注がれてきた冨安。そんな日本代表DFについて、ボローニャOBで引退後は解説や執筆業などで活躍するペッチ氏が見解を示した。冨安の2年間の急成長を認めつつ、チームは2019-20シーズンからリーグ戦41試合連続失点を記録するなど守備が課題とされてきた点に触れた。

「トミヤスはここ数年で大きく成長した。ただ、彼がすでにプレミアリーグでプレーするレベルにあるかどうかは分からない。もちろんボローニャの守備陣が数十試合も連続失点したということは、彼にも何かしらの問題はあったのかもしれない」

 またペッチ氏は、ジョーイ・サプート会長率いるボローニャについてもコメントした。

「サプートにはもっと多くを期待していた。上位半分に定着し、そこからさらに数ポイント積み上げてより野心的な順位を目指して欲しかった。すべてのクラブがパンデミックや危機に向き合わなければならないのは分かるが、私はもう少し良い成績を予想していた」

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