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スタンドに戻ったサポーターの愚行、物投げて乱闘へ…マルセイユは堪らずボイコット、不戦敗の可能性

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ニースのサポーターがピッチに出てきて乱闘

 フランス・リーグアンは22日に第3節を行った。ニースマルセイユの対戦は、試合途中でニースのサポーターがピッチに乱入。危険を感じたマルセイユが試合をボイコットし、不戦敗となってしまった。

 ニースが1-0とリードして迎えた後半30分にアクシデントが起こる。無観客から解除され、本拠地に戻ったニースのサポーターがマルセイユの選手に対してペットボトルなどを投げ始めた。それに激怒したマルセイユMFディミトリ・パイェが投げられたものを投げ返すと、ニースのサポーターたちは一気にヒートアップ。スタンドからピッチに乱入した。

 ゴール前には数十人が集まり、乱闘状態に。英『ガーディアン』によると、試合関係者によって試合は中断となった。

 マルセイユのホルヘ・サンパオリ監督らは激怒。ニースの関係者によってサポーターたちは沈静化させられ、ニースの選手たちはピッチに戻ったが、マルセイユの選手たちはピッチに戻ることはなかった。

 フランス・プロリーグ機構(LFP)はマルセイユに試合再開を指示したが、マルセイユのパブロ・ロンゴリア会長は安全が保証されていないことを訴え、試合の中止を要求。結局そのままボイコットで中断という形になった。このままではルール上はニースが3-0の不戦勝になるというが、マルセイユは今後この決定を訴える可能性があるという。

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