beacon

リーグアン乱闘事件で28歳男性が逮捕…ニースには4試合のスタンド封鎖処分

このエントリーをはてなブックマークに追加

フランス・リーグアンで乱闘騒ぎ

 ニースのホーム、アリアンツ・リビエラスタジアムの南スタンドが4試合封鎖となるようだ。イギリス『BBC』が24日に伝えている。

 リーグアンは22日に第3節を行い、ニースはホームにマルセイユを迎え入れた。リーグアンは今季から無観客を解除。スタジアムには約3万2000人の観客が来場していた。

 しかし、その観客の一部が暴徒と化す。ニースが1点リードで迎えた後半30分、ニースのサポーターがマルセイユの選手に対してペットボトルなどを投げ込むと、それに激怒したマルセイユMFディミトリ・パイェが投げられたものをスタンドに投げ返した。この行為に、ホームのサポーターたちは一気にヒートアップ。ピッチに流れ込み、乱闘状態となった。

 試合は約1時間の中断を経て、ニースの選手たちはピッチに戻ったが、危険を感じたマルセイユの選手たちがピッチに戻らず試合をボイコット。中止が決定していた。

 この事件を受けて、ホームスタジアムがあるアルプ・マリティーム県のベルナルド・ゴンザレス知事は「発生した事件の重大性に鑑みて、フランス・プロリーグ機構(LFP)による制裁を待たずに、事件が発生したポピュレール・シュド(南スタンド)を、今後ホーム4試合で封鎖する」と発表した。

 また、ニース市のクリスチャン・エストロシ市長も「このような暴力行為は許されない。犯人を突き止めたフランスサッカーリーグは、制裁を加えるべきだ」とサポーターの愚行に強く非難した。なおイギリスメディアによると、今回の乱闘騒ぎでニースサポーターと思われる28歳の男が逮捕された模様。フランスのロクサナ・マラシネアヌスポーツ大臣は「スポーツとサッカーに対する侮辱だ」とコメントしている。

●フランス・リーグアン2021-22特集

TOP