パリSGは、レアル・マドリーが獲得を狙うフランス代表FWキリアン・ムバッペの設定額を決めたようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えている。

　先日から大きな話題となっているムバッペのレアル・マドリー移籍。獲得に向けてPSGに1億3680万ポンド(約207億円)の正式オファーを提示したことが複数メディアで一斉に報じられており、今夏中のビッグディール成立の可能性に注目が集まっている。

　そしてPSGのディレクターを務めるレオナルド氏は、「キリアンが退団を望んでいるのは明らか」と選手が移籍を熱望しているとコメント。その一方で、「(オファーに対して)口頭でノーと言った。選手がここで示す価値に遠く及ばないし、十分とは考えていない。我々が彼を獲得するために支払ったものよりも少ないね」と、オファーは断ったと明かしている。

　そんな中で『テレグラフ』は、PSGが今夏中にムバッペを売却する準備ができていると報道。現行契約が今シーズンで満了となるフランス代表FWに対し、1億8000万ポンド(約273億円)を要求するようだ。その一方で、あくまで希望はムバッペの慰留であるという。

　報道が事実であれば、レアル・マドリーが提示したオファーとの差額は4320万ポンド(約65億円)。移籍市場閉幕まで残り1週間を切った中、世紀のビッグディールは成立するのだろうか。

---

●フランス・リーグアン2021-22特集