サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也は19日、エンポリ戦にフル出場し、イタリアメディアなどから高い評価を受けた。

　吉田が所属するサンプドリアは19日、セリエA第4節において昇格組のエンポリと敵地で対戦。新加入の34歳FWフランチェスコ・カプートがドッピエッタ(1試合2得点)の活躍を見せ、3-0と今シーズンのリーグ戦初勝利を収めた。

　吉田は、DFオマル・コレイとのコンビで開幕戦から4戦連続フル出場。『ユーロスポーツ』イタリア版は、吉田のパフォーマンスについて、「6.5」と高い評価を下した。「いつものように規律があり、コンパクトだった。他の試合ほど目立たなかったかもしれないが、それでも現在のサンプ守備陣において確かな存在だ」とコメントした。なおチーム内最高評価はカプートとMFアントニオ・カンドレーヴァの「7.5」。一方の最低評価は、チームが勝利したこともあって及第点の「6」で、DFトンマーゾ・アウジェッロら5選手に与えられた。

　このほか、イタリアのサッカー情報サイト『TUTTOmercatoWEB』も吉田のパフォーマンスを「6.5」と採点。「日本人センターバックはいくつか小さなミスがあったが、それでもエリア内の空中戦では堅い守りを見せた」と指摘した。このほか大手メディアの『スカイスポーツ』や『メディアセット』も「6.5」の評価で並んだ。

　サンプドリア指揮官のロベルト・ダヴェルサは試合終了後、クラブ公式メディアの取材に応じると、安定した守備でクリーンシートを達成した吉田とコレイのCBコンビを称賛。「ヨシダとコレイを忘れるつもりはない。2人は、私にとってセリエA最強選手だ。彼らのおかげでディフェンスラインを高い位置で保てる」と語った。

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