リーグ戦初ゴールを含むハットトリックを達成したロイヤル・ユニオン・サンジロワーズのMF三笘薫が、ファン選出のMOMに輝いた。

　16日に行われたベルギー・リーグ第11節スラン戦。前半だけで0-2と2点のビハインドを背負い、退場者を出して10人での戦いを強いられる厳しい状況に陥った。しかし、後半から投入された三笘が驚異的なパフォーマンスを披露する。

　まずは後半10分、MFテディ・テウマのパスをPA内左で受けると、右足で流し込んで反撃の狼煙を上げるゴールを奪取。カップ戦で移籍後初ゴールを記録していた三笘にとって、リーグ戦初ゴールとなった。

　後半21分にFWダンテ・バンゼイルのゴールで同点に追い付くと、ここからは三笘劇場に。同31分にバンゼイルのスルーパスから最終ライン裏を突き、右足のシュートでゴールを陥れて逆転となる自身2点目。さらに同45分にはカウンターからドリブルでボールを運ぶと、緩急をつけた突破で相手DFを置き去りにし、ハットトリックとなるゴールを蹴り込んだ。

　数的不利となったチームを4-2の逆転勝利へと導く大車輪の活躍。データサイト『Whoscored.com』は両チーム最高となる採点「9.7」をつけ、ベルギーリーグの公式サイトでは88%という得票率でファン選出のMOMに選ばれた。さらにクラブは公式ツイッターで「ミトマニア　出場45分　3ゴール　シュート4本　パス成功率88%　ドリブル成功率100%」と三笘の圧倒的な数字を伝えている。

---

●海外組ガイド
●ベルギー・リーグ2021-22特集