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イブラ、相手サポの差別発言に“声量不足”の煽り返しか「罵倒は構わん。血湧き肉躍る」

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FWズラタン・イブラヒモビッチ

 ミランFWズラタン・イブラヒモビッチは10月31日のセリエA第11節・ローマ戦で先制点。さらに、追加点となるPKを奪取し、2-1の勝利に大きく貢献した。先制点直後には警告を受けていたが、相手サポーターからの差別発言に反応したことによるものだという。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

 40歳のイブラヒモビッチが再び主役となった。恩師ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマと対戦すると、前半26分に先制ゴール。PA手前左からのFKで、右足を振り抜き、低い弾道をゴールに突き刺した。後半12分には自らPKを奪取し、MFフランク・ケシエの追加点をお膳立て。同13分には途中交代したものの、チームをリーグ7連勝に導いてみせた。

 イブラヒモビッチは先制点直後に警告を受けた。相手サポーターからは、イブラヒモビッチとケシエに対して人種差別発言が飛び交っており、特に先制点直前のFK時にそれは激しさを増したという。イブラヒモビッチはFKでゴールを決めた後、大きく両手を広げ、相手サポーターに対して、差別発言の声量不足を指摘するという“煽り返し”を敢行。主審はこの行為に警告をした。

 試合後、イブラヒモビッチはインタビューで相手の野次に言及。「彼らは必要だ。生きていると実感できるからな。ブーイングされればされるほど、生の実感が湧いてくる」とまったく気にしていない様子を見せている。

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