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ナポリ、故マラドーナ氏の特別ユニが波紋…遺族からクレーム「承諾していない」

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マラドーナ氏の記念ユニフォームを来たFWビクター・オシメン

 ナポリが7日のベローナ戦で採用したユニフォームが波紋を呼んでいる。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』などが8日、報じている。

 今シーズン、開幕から無敗のままセリエA首位を走り続けるナポリ。そんなルチアーノ・スパレッティのチームは、かつてクラブに栄光のスクデットをもたらしたレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏に敬意を表し、同氏の肖像をデザインした特別なユニフォームを身にまとい、7日のヴェローナ戦でプレーした。

 ナポリは、昨年11月25日に心不全のために60歳で亡くなったマラドーナ氏の1周忌へ向けて、今月に予定されている他の試合においても、特別仕様のユニフォームを使用する方針を決めており、3色のバリエーションも用意している。

 ところが、ユニフォーム製作に関し、マラドーナ氏の遺族らの承諾を得ていなかったとして、波紋が広がっている。マラドーナ氏の息子であるディエゴ・マラドーナ・ジュニア氏は、『Adnkronos』のインタビューにおいて事前の相談がなかったことに不快感を示した。

「父のためのユニフォームは名誉なことであるが、クラブから我々遺族に相談がなかったことを残念に思う。我々はユニフォーム製作に関わっておらず、承諾もまったくしていない。父の元マネージャーがサインしたようだが、こういった許可は遺族のみが出せるものだと思う」

 ナポリ在住でクラブと良好な関係を築いてきたディエゴ・ジュニア氏だが、法的手段も辞さない構えを示している。

「もはや存在しない契約が有効であると解釈された。したがって我々は法的手段に訴えるつもりだ。ナポリのようなれっきとしたクラブがこんな人物を信用したなんて不思議だ」

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