レンジャーズは18日、元オランダ代表のジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏(46)が新監督に就任したことを発表した。

　昨季、セルティックの9連覇を阻んでスコティッシュ・プレミアシップ優勝を果たしたレンジャーズ。2連覇に向けて今季も好調の滑り出し、リーグ戦ここまで9勝3分1敗の勝ち点30で首位を独走している。しかし、11日にスティーブン・ジェラード監督の退任が決定。クラブは後任探しが急務となっていた。

　そこで、レンジャーズはクラブOBでもあるファン・ブロンクホルスト氏に白羽の矢を立てた。同氏は1998年から2001年にレンジャーズに在籍。その後、アーセナルやバルセロナといった世界トップレベルのクラブでプレーし、10年にフェイエノールトで現役を退いた。

　引退後、指導者に転身したファン・ブロンクホルスト氏は15年から5シーズンの間、古巣フェイエノールトを指揮。昨季は中国の広州富力の監督を務めていた。

　レンジャーズのダグラス・パーク会長は、新指揮官就任に「ジョバンニを監督として迎え、新しい時代をスタートさせ、これまでクラブが達成してきたことを、さらに発展させることができることをうれしく思う」と歓迎のコメント。

　ファン・ブロンクホルスト氏は自身のツイッター(@The_real_Gio)で「クラブの新監督としてレンジャーズに戻ることになり、とても興奮しているし、誇りに思っている。皆さんにお会いするのが待ち遠しい」と喜びを伝えている。