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「中国のレベルは程遠い。UAEの選手は野心がない」アジアを知るザッケローニ氏が持論

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元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏がイタリア紙『イル・ファット・クォティディアーノ』のインタビューに応じ、過去に指揮を執った中国やUAE(アラブ首長国連邦)のサッカーについて語った。

 過去にセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任し、ミランでは就任1年目にしてスクデットを獲得する快挙を達成したザック氏。その後、2010年から4年間にわたって日本代表監督を務め、2011年カタール・アジアカップ優勝を果たしたほか、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)へとチームを導いた。

 日本代表監督退任後も、中国スーパーリーグ(CSL)の北京国安やUAE代表で指揮官を務め、アジアでの活動を続けたザック氏。そんなアジアを知るイタリア人指揮官は、両国のサッカーについて自身の見解を示した。

「中国はまだ一定レベルのサッカーには程遠い。24歳の選手も若手として扱われる。優秀な選手がごくわずかなため、資金力のある各クラブの会長はあらゆる手段を使ってでもこうした選手を手元に置こうとする。それが監督にとって不都合であったとしてもね」

「一方、UAEのサッカー選手は野心がない。経済的にあまりにも恵まれているため、選手にとっては勝とうが負けようが何も変わらない。UAEには並外れた選手がいるだけに残念なことだ。例えばオマル・アブドゥッラフマーンは、イタリアでも渇望されるような才能を持っている選手だ」
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