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エリクセンのプレミア復帰戦をブレントフォードは急がず。フランク監督は「正しい方向に向かっている」

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復帰を目指すMFクリスティアン・エリクセン

 MFクリスティアン・エリクセンをプレミアリーグのピッチで再び見ることができるのは、もう少し先になりそうだ。

 トーマス・フランク監督は、エリクセンのブレントフォードでのデビューは今週末以降になると認め、同選手が「正しい方向に向かっている」と『GOAL』に語った。

 デンマーク代表のエリクセンは昨夏、EURO2020初戦フィンランド戦で前半終盤に心停止を起こしてピッチに倒れ込み、生死を彷徨う状況に。迅速な措置によって一命を取りとめたが、植え込み型除細動器(ICD)の装着を余儀なくされた。

 イタリアではICD装着下でプレーすることは許可されておらず、先月にインテルを退団してフリーの状況に。その後、今冬に今季終了時までの契約でブレントフォードに加入した。

 20日に行われるプレミアリーグ第26節、アーセナル戦前の記者会見でフランク監督は、エリクセンのプレー復帰について問われ、「微妙なバランスだ」と語り、以下のように続けた。

「しかし、他の選手と同じように、7、8か月間休んでいた選手は、通常のレベルに達するまで、かなりの試合数をこなす必要がある」

「彼をピッチに立たせ、そこから先は私たちの仕事です。視野、パスの幅、フィニッシュ、送球など、信じられないようなクオリティで、トレーニングではいい表情をしている」

「正しい方向に向かっているよ」

 そして、エリクセンの基本に忠実な謙虚さが、他のチームメイトにポジティブな影響を与えていると称賛し、次のように付け加えた。

「以前から知ってはいたが、彼がトップクオリティーの選手であることは、今、確認したところだ」

「彼の動き、タッチ、ビジョン、前方へのプレー、そしてチャンスを作り出す方法。彼は一流の人間だ。チームの中でも最大のスター選手でありながら、この文化に完璧にフィットしているんだ」

 エリクセンのリーグ戦デビューはお預けとなったが、先週に行われたプレマッチであるサウスエンド戦で1時間プレーした後、来週早々に行われる予定の非公開の親善試合に参加することが期待されている。

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