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遠藤航、1年ぶり通算2度目のMVP獲得!独誌が大逆転に導いたシュツットガルト主将を絶賛

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シュツットガルトMF遠藤航

 シュツットガルトの主将・MF遠藤航が、ドイツ誌『キッカー』でブンデスリーガ第25節のMVPに選ばれている。

 遠藤はDF伊藤洋輝も先発の5日に行われた第25節、ボルシアMGとのホームマッチにインサイドハーフでスタート。35分まで2点ビハインドと苦しい展開を強いられたシュツットガルトだが、39分、左サイドからのクロスは一度弾かれると、ボックス内で拾った遠藤がシュート。これが相手にあたってコースが変わり、ネットに収まった。

 これで今季3ゴール目をマークした日本代表MFだが、後半立ち上がりにもヘディングシュートを放つなど攻撃参加。そして51分、右サイドのスペースにパスを送ってチャンスをつくると、ボックス内でのこぼれ球を最後はクリス・フューリッヒが押し込み、同点に追いつく。終盤にササ・カライジッチが逆転弾を決めたシュツットガルトの10試合ぶりの勝利に大きく貢献した。

『キッカー』はそんな遠藤のパフォーマンスを最高タイ「2」と高く評価し、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)、第25節ベストイレブンに、さらには第25節MVPにも選出。マッチレポートでは「エンドウの1-2により、シュツットガルトの流れとなった」と伝える同誌は「立ち上がりこそ不安定だったが、ワタル・エンドウがデュエルに強いインテリジェントなプレーをもって守備を安定させ、反撃の狼煙を上げるゴールを決めた」と寸評した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 さらにMVPに選出した理由について同誌は「採点を考えれば、ボルシアMGに勝ったシュツットガルト・チームのティアゴ・トマス、クリス・フューリッヒ、決勝点をアシストしたボルナ・ソサといった複数のメンバーたちがこの快挙に値したかもしれない。(ソサのプレーは)決定的ではあったが、ワタル・エンドウこそそれを可能にした」と指摘。このように続けた。

「ハーフタイム前の彼による1-2、主将にとってブンデスリーガでの通算6点目、ボルシアMG相手の通算2点目がシュワーベンのそれまで水泡に帰した攻撃を無意味さから救ったのだ。序盤こそスムーズではなかった日本人選手だが、1分毎に調子を上げた。目立たない効果的なプレーを好む彼はボール奪取で相手の攻撃を阻止し、パスでバイタルなスペースを切り開き、存在が安定感をもたらした」

 また遠藤のほか、フューリッヒ(1ゴール)、ソサ(1アシスト)、トマスに「2」を与えた『キッカー』での伊藤の評価はほかの5人と同じ及第点の「3」。1ゴール1アシストのカライジッチのみが「2.5」で、チーム平均点は「2.59」となっている。

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