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マン・Uのテン・ハフ就任にOBネビル氏「まずは最低限の基準を取り戻し、そしてトロフィーだ」

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マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏

 元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏は、エリック・テン・ハフ監督の就任について語った。

 昨年11月にオーレ・グンナー・スールシャール監督を解任し、今シーズンいっぱいの期限付きでラルフ・ラングニック監督にチームを託したマンチェスター・U。そして21日、現アヤックスのテン・ハフ監督が来シーズンからチームを率いることを発表した。

 アヤックスを指揮して成功を収めてきたテン・ハフ監督への期待が高まる中、アレックス・ファーガソン政権下での栄光を知るネビル氏は、イギリス『スカイスポーツ』の中でオランダ人指揮官就任への持論を説いた。

「現時点で私たちが目にしているものは受け入れられないものだ。早急に対処する必要のあるもので、テン・ハフには姿勢や仕事への考え、信念、自信といったこのクラブにとっての最低限のスタンダードまで彼らを戻す大きな仕事が待っている。それから、トロフィー獲得について考え始めることができる」

「しかし、私はテン・ハフに対して最初の1年や2年でクラブにトロフィーをと言うような過剰なプレッシャーを掛けたくはない。そうできれば最高だし、私の考えでは予想以上の功績になるだろう。まずはトップ4、チャンピオンズリーグでのマンチェスター・ユナイテッドの復権、彼が望む選手のリクルート、そして信念体系の構築だ」

「ユルゲン・クロップでプレミアリーグ優勝まで4年や5年が掛かった。プレミアリーグ優勝に関するプレッシャーをテン・ハフに最初の2、3年は掛けたくはない。現在の彼らは何万マイルもリーグタイトルから離れている。昨シーズン終了時には彼らがより近づいたと思った。しかし、すべてが失墜し、バラバラになった。私には理由がわからない。テン・ハフはそのバラバラになったピースを拾い上げることになる。だからまずは彼が望むための基盤を作り、3年や4年、5年目になってトロフィー獲得を彼に期待できる」

 また、イギリス『BBC』のサイモン・ストーン記者は、不本意なシーズンを送るマンチェスター・Uにテン・ハフ監督が就任することについての期待を寄せている。

「テン・ハフがクラブのアイデンティティやストラテジーに最も近い候補者だったとマンチェスター・ユナイテッドは信じている。テン・ハフは若手とともに魅力的で攻撃的なフットボールスタイルを好む実力の確かな勝者だ。彼は選手を良くし、チームを育てると思うし、交渉の段階で成功するチームになるための長期的なビジョンを示したと思う」

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