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88試合85得点のハーランド退団を嘆かず。ドルトムントCEO「絶対に次の選手を見つける」

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FWアーリング・ハーランド

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEO(最高経営責任者)はノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの退団に動じないようだ。9日に放映された『CNN』のインタビューで語っている。

 2020年1月にザルツブルクから加わったハーランドは、ドルトムントで公式戦88試合に出場して85ゴールと得点量産。今夏のマンチェスター・シティ行きが決定的となっている21歳だが、バツケCEOはインタビューに応じた先月26日時点で、それをすでに覚悟していたようだ。

「我々はここドルトムントでこの113年間サッカーをプレーし、そのうち111年間はアーリング・ハーランドがいなくてもそれをやって来た。我々の下にはロベルト・レヴァンドフスキがいて、彼は2014年にここを離れた。だが、我々は2015年、16年、17年とサッカーをプレーし、今でもプレーしている。それからピエール=エメリク・オーバメヤン、そしてアーリング・ハーランドがうちにやって来た。貴方たちに信じてもらってもいい。アーリングがここを離れたとしても、我々は100%の確率で絶対に次の選手を見つける」

「2016年には、7年間ほどここにいたマッツ・フンメルスに移籍の希望を伝えられたとき、私にとって非常に感情的なことだった。長い間ここにいたのと、特別な関係を築いていたからだ。しかし、2~3年しかドルトムントにいない選手もいて、感情がそれほど強くない場合だってある。それにサッカー界では選手がやって来て、去りたければ去るのは普通のことだ」

 バツケCEOにとって、ドルトムントは若い選手を発掘して育て、最終的には売却しなければならないクラブ。このように続けた。

「それこそ我々にとっての唯一の道となる。選手がとても強力なパフォーマンスを見せ続ければ、オリガルヒやアラビアの国家が支える最大級のクラブと戦わなければいけなくなる。我々に勝ち目のない戦いだ。だが、我々はジュード・ベリンガムのような18歳を巡っての戦いには勝てる。そういったプレーヤーたちはボルシア・ドルトムントのためにいつも8万人以上の観客の前でプレーすることを愛し、クラブも若手をどう扱えばいいのか理解しているからだ」

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