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偉業達成でも注目されないインモービレ、代理人が不満「本物のFWなのに気づかれるのは7年後」

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FWチーロ・インモービレ

 ラツィオに所属するイタリア代表FWチーロ・インモービレの代理人が、イタリアのサッカー情報サイト『TUTTOmercatoWEB』のインタビューに応じ、不満を露わにした。

 インモービレは今シーズン、リーグ戦で27得点を挙げ、イタリア人史上初となる4度目のセリエA得点王に輝いた。所属先ラツィオにおいて、レジェンドのシルビオ・ピオラが樹立したクラブ通算最多得点記録を塗り替えるなど、数々の偉業を成し遂げてきたFWだが、ロベルト・マンチーニ指揮下のイタリア代表では、昨年6月のEURO(ユーロ)2020のスイス戦(3-0でイタリアが勝利)を最後に沈黙。得点力不足のイタリアは、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフで北マケドニアに敗れ、2大会連続で本大会出場を逃した。

 そんな背景からかスケープゴートのような扱いを受け、インモービレが達成した偉業にも、メディアから大きな注目が集まらない。そんな状況に対し、代理人を務めるマルコ・ソンメッラが苦言を呈した。

「1週間しか経過していないが、まるで何年も前のことのように誰も覚えていない。恥ずべきことだ。彼を責める時は誰もが声を上げるのに、誰の目にも明らかな偉業を達成しても、誰も注目することがない。多くの人は誠意がないように見受けられる」

「チーロは唯一無二の本物のFWの1人だ。だが誰も話題にしない。それでも記録は永遠に残る。チーロには、『7、8年後になって初めてファンの大部分が君の偉業に気づくことになるだろう』と伝えた。セリエA得点王のタイトルを獲得するのは1度でも難しいのに、彼は4度も獲得している」

「北マケドニア戦が行われたパレルモには私もいたが、敗北の責任はインモービレだけのものではない。彼は論争に応じることなく、ピッチで答えを出そうとしてきた。チーロは長年にわたって、恥ずべき扱いを受けてきた。だがこの国は(カルロ)アンチェロッティを“時代遅れ”と捉える国だ。彼がレアル・マドリーにバカンスに行ったのだと考えている者もいたが、アンチェロッティは世界最強監督であることを示したのだ」

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