スペイン代表MFガビが、同チームにおける最年少得点記録を更新した。

　5日にUEFAネーションズリーグ・グループB第2節、アウェーでのチェコ戦に臨んだスペイン。前半4分にFWヤクブ・ペセクの先制点を許した同チームは、同アディショナルタイム3分にガビのゴールで追いつく。MFロドリゴのパスをペナルティエリア内右で受けたバルセロナMFは、左足で狙い澄ましたシュートを放ち、ネットを揺らしている。スペインはその後、後半21分にFWヤン・クフタに勝ち越し弾を決められたものの、同45分にMFマルコ・アセンシオのクロスにDFイニゴ・マルティネスが頭で合わせて、土壇場で同点に持ち込んだ。

　17歳62日と史上最年少でスペインのフル代表デビューを果たしたガビは、それ以降8試合連続で出場して、ついに初得点を記録。しかも17歳304日でのゴールで、バルセロナのチームメイトFWアンス・ファティが2020年9月に17歳311日で達成した記録を7日間上回り、最年少得点記録を更新している。

　なおガビを積極的に起用し続けているルイス・エンリケ監督はチェコ戦後、同選手について次のように語った。

「ガビは“コンプリートパック”だから最高なんだ。以前に言った通りゴールを決めることだってできるし、フィジカルだけでなくボール扱いも素晴らしく、迫力も血筋もクオリティーもある。今日、ピッチ上で確信を持った選手がいたとしたら、それは間違いなくガビだった」

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