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アメリカ女子代表MFラピノーが中絶に関する米連邦最高裁の判決を非難「どれほど悲しく、どれほど残酷なことか」

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アメリカ女子代表MFミーガン・ラピノー

 アメリカ女子代表のMFミーガン・ラピノー(OLレイン)が、中絶に関する米連邦最高裁の決定を非難している。イギリス『スカイスポーツ』が25日に伝えた。

 24日、米連邦最高裁は、妊娠15週以降の人工妊娠中絶を原則として禁止するミシシッピ州の法律が憲法違反にあたるかどうかが争われた裁判について、州による中絶の禁止や制限を容認する判決を下した。

 今回の決定は、1973年に女性が人工妊娠中絶を選ぶ憲法上の権利を認めた歴史的判例の「ロー対ウェイド判決」を49年ぶりに覆したもの。ラピノーは「判決を覆すことが、この国のすべての人にもたらすさまざまな側面をぜひ理解してほしい」と嘆いている。

「私個人にとっても、チームメートにとっても、この判決が影響を与えようとしているすべての人々にとっても、この日がどれほど悲しい日であるかを言葉にするのは難しい」

「このことは、この国に存在する多くの不平等を完全に悪化させるでしょう。一人の人間も、一人の子供も、そして女性もより安全になることはない」

「中絶がないからといって、人々が中絶するのを止めるのではなく、人々が安全な中絶をするのを止めるのだということを私たちは知っている」

「ロー対ウェイド判決を覆すことが、この国全体のすべての人にもたらすさまざまな側面をぜひ理解してほしいと思う。このことがどれほど悲しく、どれほど残酷なことか、言い尽くすことができない」

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