ローマがクリスタル・パレスのウィルフリッド・ザハに興味を持つことが『GOAL』の取材で明らかになった。

　昨シーズンにジョゼ・モウリーニョ監督の下、クラブ史上初の欧州カップ戦制覇を飾ったローマ。ヨーロッパリーグ出場権を保持する同クラブは、新シーズンに向けてさらなる競争力をつけるために移籍市場で動きを見せている。

今夏の移籍市場でインテルにフリーで加入したヘンリク・ムヒタリアンを失ったローマは、前線のいずれのポジションでもプレー可能なクリスタル・パレスのザハに関心を寄せる。モウリーニョ監督がジェネラルマネージャーのチアゴ・ピント氏に同選手の代理人に移籍の可能性があるかを問い合わせるように指示したこともわかっている。

　過去にはアーセナルなどが興味を示したザハに対して、クリスタル・パレスは当時9000万ユーロ(約125億円)を求めていたが、現行契約がすでに最終年に入ることから比較的安価な費用で獲得が可能だと考えられている。

　しかし、現時点でローマのザハ獲得に向けては大きな障壁があり、クリスタル・パレスが同選手に対して支払っているサラリーの相当額を提示することに苦労するようだ。

　また、ローマはザハを獲得する前に既存戦力の売却を進める必要がある。現時点でカルレス・ペレス、ステファン・エル・シャーラウィに移籍の可能性がある。また、ユベントスからの興味が報じられるニコロ・ザニオーロの去就に関係なく、ローマはザハの獲得に動く見込みだ。

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