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うつ病に苦しんだイリチッチ、アタランタと契約解除も再起へ意欲「引退しない。まだやれる」

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元スロベニア代表MFヨシップ・イリチッチ

 アタランタと契約を解除した元スロベニア代表MFヨシップ・イリチッチが1日、アタランタvsトリノのピッチでファンに別れを告げた。

 イリチッチは2010年夏にパレルモに加入してセリエAデビューを飾ると、フィオレンティーナを経て2017年夏にアタランタへ移籍。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ指揮下で活躍してきたが、最近はうつ病に悩まされて苦しい時期を過ごしていた。

 昨シーズンのセリエAでの先発はわずか8試合にとどまっていたイリチッチ。アタランタは8月31日、2023年までの契約を待たずに双方の合意の下で契約解除に至ったことを、クラブ公式サイトを通じて発表した。

 すると34歳MFは1日、ホームで行われたトリノ戦(アタランタが3-1で勝利)のピッチに登場。5シーズンを過ごしたゲービス・スタジアムのファンに最後の別れを告げた。

 試合終了後に『DAZN』のインタビューに応じたイリチッチは、自身の今後の去就について言及すると、現役引退は否定。「引退はしない。まだやれるし、プレーを続けたい気持ちはある。移籍先? まだ分からない。だが僕はまだ高い意欲を持っているし、フィジカル的にもやれる」と明かした。

 また元アタランタMFは『スカイスポーツ』のインタビューにも応じ、「ベルガモでの日々は決して忘れない。移籍先は分からないが、いまは休養期間を取りたい。酷い時期を経験したが、僕の人生は再スタートした。高いレベルでプレーすることを目標にしている」と述べた。

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