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グリーズマンを巡る“縛りプレイ”…シメオネ監督がついに口を開く

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途中出場が続くFWアントワーヌ・グリーズマン

 アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督が今季スタメン出場のないFWアントワーヌ・グリーズマンについて口を開いた。スペイン『アス』が伝えている。

 グリーズマンはラ・リーガ開幕から3試合連続で途中出場となっているが、限られた出番の中で2ゴールを記録。直近のバレンシア戦では、敵地での貴重な決勝弾だった。

 置かれている状況は複雑だ。アトレティコには、バルセロナから期限付き移籍しているグリーズマンを契約期間の2シーズン中、出場可能な試合の50%で45分以上プレーさせた場合、4000万ユーロ(約56億円)で買い取る義務が生じる。1年目の昨季は81%だったことから、買い取りを回避するため、意図的にプレー時間を減らしていると噂されていた。

 シメオネ監督は2日の会見でグリーズマンの起用法に関する質問を受けると、「私は10年前から(アトレティコの)監督として知られている。私はクラブの人間であり、これからもずっとそうだ」と回答。たとえグリーズマンであっても、クラブはどんな選手よりも上の存在であることを認める趣旨の発言だったと、同紙はレポートしている。

 なお、グリーズマンは今季の開幕3試合により、前述の割合が75%に低下した模様。バルセロナとの条項の引き下げなど、クラブとして解決策が見つかるまでは、この状態が続くとみられる。

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