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「サッカー史上、前代未聞」スペイン女子代表15名がチーム体制を問題視&招集辞退通達。連盟は監督去就に「いかなる圧力も認めない」

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ホルヘ・ビルダ監督

 スペインサッカー連盟(RFEF)は22日、同国女子代表15選手からホルヘ・ビルダ監督率いるチーム体制を問題視するメールを受け取ったことを発表した。

 2019年のFIFA女子ワールドカップでベスト16入りしたスペイン女子代表。今年4月にカンプ・ノウで行われたUEFA女子チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、バルセロナvsボルフスブルクで女子サッカー史上最多の観客動員数9万1648人を記録するなど、スペインでは近年、女子サッカーの人気が上昇し、発展してきた。

 そんな中、RFEFは22日、スペイン女子代表の15選手から同じ文言のメールを受け取ったことを公表。選手たちは、現在の指導体制により健康状態に問題が生じていると主張しており、状況が一変しない場合は代表招集を辞退する意向を示している。

 これに対し、RFEFは「選手が代表監督とコーチングスタッフの継続性に疑問を呈することは許可できない。これらの決定に関して選手に権限はない。スポーツ評価の採用に関し、いかなる選手のいかなる種類の圧力も認められない。これらの動きは模範的なものからほど遠いもので、サッカーやスポーツの価値から逸脱する、悪影響のあるものだ」と声明。以下のように続けた。

「RFEFは選手たちに圧力をかけることなどはしない。スペインのユニフォームを着たくない選手を招集することはない。ユース世代の選手に関わらず、コミットできる選手のみを招集する。これはスポーツの問題から尊厳にかかわる問題となっている。交渉の余地はない。これはスペインだけでなく世界の男女のサッカー界史上、前代未聞だ」
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