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渾身の一閃…378日ぶり弾でユーベを勝利に導いたキエーザ「一年間助けられなかったから、いまこそ全力を尽くす」

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FWフェデリコ・キエーザ

 ユベントスは20日、コッパ・イタリア3回戦でモンツァと対戦。大怪我からの復帰後初ゴールでチームを勝利に導いたFWフェデリコ・キエーザが「一年間チームを助けられなかった」とその思いを語った。伊『スカイスポーツ』が伝えた。

 ユベントスは前半8分に先制するが、同24分に失点を喫して1-1で前半を折り返す。後半16分には交代カードを切る。ベンチスタートのキエーザが出場。すると同33分、キエーザは左サイドから相手のマークを引き剥がしながらPA左に進入。渾身の右足シュートを決め切った。

 キエーザの得点が決勝点となり、ユベントスは2-1で準々決勝進出。25歳のイタリア代表は一年前の昨年1月に左ひざ前十字靭帯を損傷しており、ユベントスでのゴールは378日ぶりになった。

 2022年は「ひどい年」と振り返った。キエーザは悔しさを口にしつつ、復調を語る。

「いまはトレーニングに集中し、調子を取り戻している。3日おきにプレーすることにも慣れていかなければいけないし、コンディションも整えていかなければいけない」

「一年間、チームメイトを助けることができなかった。いまこそ全力を尽くしたい」

 ユベントスは直近のリーグ戦で首位ナポリに完敗。先発したキエーザにとっても屈辱的だったようだ。「ナポリ戦でひどいプレーをした。攻撃的でもなかった。もっといいプレーをしなければいけない」と悔しさを発奮に変えてみせた。

 クラブはアンドレア・アニェッリ会長、パベル・ネドベド副会長といった首脳陣が退任。キエーザは心機一転から王者への返り咲きを誓っている。

「新オーナーとともに、われわれはユーベをあるべき場所に戻すつもりだ。われわれはフィールドで仕事をする。クラブはフィールドの外でそれぞれの仕事をするんだ」


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