beacon

ソシエダ久保建英が古巣レアル・マドリー戦で躍動! スコアレスドローもバルセロナ戦に続いて爪痕残す

このエントリーをはてなブックマークに追加

古巣レアル・マドリー戦で先発出場したMF久保建英

[1.29 ラ・リーガ第19節 R・マドリー 0-0 ソシエダ]

 ラ・リーガ第19節が29日に行われ、2位レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでMF久保建英が所属する3位ソシエダと0-0で引き分けた。リーグ戦の連勝を逃し、首位バルセロナとの勝ち点差は「5」に拡大。ソシエダの久保はリーグ戦2試合ぶりにスタメン出場し、古巣戦で90分間プレーした。

 首位バルセロナを追うマドリーは4-3-3の布陣。GKティボー・クルトワがゴールを守り、4バックは右からDFナチョ・フェルナンデス、DFエデル・ミリトン、DFアントニオ・リュディガー、MFエドゥアルド・カマビンガが並ぶ。中盤はMFトニ・クロースをアンカーに据え、インサイドハーフはMFフェデリコ・バルベルデとMFダニ・セバージョス。3トップは右からFWロドリゴ・ゴエス、FWカリム・ベンゼマ、FWビニシウス・ジュニオールとなった。

 一方、ソシエダは4-3-1-2のフォーメーション。MFダビド・シルバが負傷離脱する中、久保はコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝のバルセロナ戦(●0-1)に続いてトップ下を務めた。

 マドリーは強力な3トップを中心に攻め込むと、前半14分に決定機を迎える。左サイドでカマビンガからパスを受けたビニシウスが股抜きでDFをかわし、ゴールエリア左角付近から右足でシュート。しかし、わずかにゴール右へ外れた。

 対するソシエダはGKアレックス・レミロも含めたショートパスで相手のプレスを回避し、前進していく。前半17分には敵陣でボールを回収した流れから、久保が左サイドでキープし、外側から追い越してきたDFアイエン・ムニョスにパス。ムニョスのクロスがブロックされ、こぼれ球に反応したMFアシエル・イジャラメンディが左足を振り抜くも、シュートは右ポストのぎりぎり外側を通過した。

 ソシエダはシステムの噛み合わせ的にフリーになりやすいアンカーのMFマルティン・スビメンディをうまく使ってボールを運んでいたが、前半の途中からプレスを強めたマドリーに押し込まれ始める。それでもゴールは許さず、スコアレスでハーフタイムに入った。

 後半もペースを握るマドリー。開始4分にはビニシウスとロドリゴが立て続けに惜しいシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせる。

 その中で後半6分、久保が自陣でのプレスバックでボールを奪い、ドリブルで長い距離を持ち運ぶ。敵陣の左サイドから絶妙なスルーパスを送り、ペナルティエリア内左に抜け出したFWアレクサンデル・セルロートが左足でシュートを打つが、ゴール右外へ。また、その前にオフサイドの判定となった。

 ソシエダは積極的に交代カードを切り、選手の並びも中盤がフラットの4-4-2に変更。久保は右サイドに配置された。

 すると後半16分、久保がMFパブロ・マリンとのパス交換でボックス内の右へ進入。マークに来たリュディガーを抜き切らず、左足で股を通すシュートを放つ。しかし、至近距離でGKクルトワに止められた。

 試合は徐々にオープンな展開となり、マドリーが多くのビッグチャンスを作るが、ソシエダも粘り強い対応で得点を許さない。また、攻撃では久保らが絡んでゴールに迫っていく。結局、両チームとも最後までスコアを動かせず、0-0のままタイムアップの笛が鳴った。

 ソシエダはリーグ戦の連勝が「5」でストップ。久保は得点にこそ絡めなかったが、ミッドウィークのバルセロナ戦に続き、ビッグクラブを相手に存在感を示した。

●海外組ガイド
●ラ・リーガ2022-23特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP