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ライプツィヒDFが人命救う大仕事へ!! 血液幹細胞ドナーで練習欠席「フットボールは二の次だ」

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DFウィリー・オルバン

 ライプツィヒは7日、DFビリ・オルバンが血液がん患者のドナーとして血液幹細胞の採取をするため、今月5日からトレーニングを欠席していることを発表した。11日にはブンデスリーガ次節のウニオン・ベルリン戦を控えており、出場可否は未定だが、同選手は「フットボールは二の次だ」とドナーとしての役割に意欲を燃やしている。

 クラブの発表によると、オルバンは2017年からドイツ国立骨髄ドナーに登録。最近になって血液がんの患者のドナーに適合していることが分かったという。オルバンは今月4日以降、幹細胞を増やすための注射を受けており、翌5日からトレーニングを欠席。8日にドレスデンで末梢血幹細胞の採取を行う予定となっている。

 オルバンはクラブを通じて「ドナーとして適合したという情報を受け取った時は驚いた」としながらも「できるだけ早く提供を行いたいと心から思った。ほんの少しの努力で、別の人の命を救えるというチャンスがあるんだ。悩む必要はない。僕が提供することによって、患者さんの病気が治る手助けになることを望んでいる」と前向きにコメントした。

 次戦の出場可否については「ユニオンとの試合に出られないかもしれないが、僕のスポーツに対する野心を持ってしても、フットボールは二の次だ」と述べ、「僕のことを知っている人は、僕ができる限り早くチームに復帰するために全力を尽くすことを知ってくれている」と復帰後へのモチベーションをアピール。その上で「このことをきっかけにドナーに登録する人が増えることを望む。手続きは本当に簡単だし、とてもよく案内されている。登録するのは意味があることだと僕の例が示している」とドナー登録を呼びかけている。

 クラブはこの発表に合わせ、ドイツ国立骨髄ドナー登録の方法を案内。「登録すれば世界中で適合者が見つかる可能性がある」と伝えている。また日本国内では日本骨髄バンク(https://www.jmdp.or.jp/)が登録を受け付けており、「年齢が18歳以上、54歳以下で健康状態が良好な方」(その他一部条件あり)が登録することができる。

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