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「どんな人物か垣間見える」…グリーズマンの“歯”を使った行動が話題に

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アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマン

 アトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンが試合中に見せた行動が話題となっている。スペイン『ムンドデポルティーボ』が伝えた。

 12日に開催されたラ・リーガ第21節で、アトレティコはセルタのホームに乗り込んだ。試合は後半44分にFWメンフィス・デパイのゴールで先制したアトレティコが逃げ切り、1-0の完封勝利。勝ち点3を上積みした。

 この試合の前半25分だった。ルーズボールをセルタDFオスカル・ミンゲサとグリーズマンが追うが、ともに届かずにボールはタッチラインを割ってしまう。この際、ミンゲサの後方から迫っていたグリーズマンが意図せずに踵を踏んでしまい、ミンゲサは転倒。右足のスパイクは脱げてしまった。

 元バルセロナのチームメイト同士。かつての同僚を傷つけてしまったかもしれないとの思いからか、グリーズマンは治療を受けるミンゲサの隣に心配そうにしゃがみ込むと、転がっていたスパイクに手を伸ばす。手当てを受けたら、すぐにスパイクを履けるようにと紐を緩めようとするが、結び目が固くなかなかほどけない。すると、グリーズマンはためらわずに歯を使って結び目をほどき、スパイクをスタッフへと手渡した。

 この行為について、『ムンドデポルティーボ』のChema G. Fuente氏は「アントワーヌ・グリーズマンというスターがどんな人物なのかを垣間見ることができる」と記事内で触れている。

 なお、大事に至らなかったミンゲサはフル出場を果たした。


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