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2日で3件、審判がビールを投げかけられる…ブンデス主審も怒り「厳しい処分を」

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ビールは飲むもの

 ファンの熱い応援が魅力のサッカーだが、一線を越えた振る舞いは決して許されるものではない。先週末に行われたオランダ・エールディビジとドイツ3部リーグで、観客が審判員にビールを投げかける暴行事件が相次いだ。

 オランダ紙『ヘルダーランター』によると、22日に行われたエールディビジ第30節のフローニンゲン対NECナイメヘンの前半18分に、フローニンゲンのファンが副審にビールを投げかけたという。『ESPN NL』が公開した映像では、観客席からプラスチックのコップに入ったビールがピッチに投げ込まれ、副審に直撃する様子がはっきりと収められていた。

『ガーディアン』によると、オランダでは観客席からの投てき物が選手や審判員に直撃した場合、即座に試合を中断するルールが規定されているという。同試合はこの事案を受けて中止となり、25日に無観客で再開試合を行うとしている。スコアは0-0だった

 さらに類似事案は翌日の23日にも発生したようだ。PSVがアヤックスに3-0で勝利した試合で、ファンがピッチ内にビール入りのコップを投げ込んだようだ。ただこの試合では選手と審判員に直撃しなかったため、15分間の中断を経て再開されている。

 観客のビールを用いた悪質な行為はドイツでも発生した。23日の3部リーグ・ツビッカウ対RWエッセンの前半終了後、ピッチを離れる主審に向かってファンがビールを投げかける行為を働いた。試合は前半を終えて1-1だったが、そのまま中止となり、別日での開催が予定されているようだ。

 こうした悪質な行為を受け、ブンデスリーガで主審を担当するパトリック・イットリヒ審判員はツイッター(@patrick_ittrich)を更新。「我々審判員が受ける扱いは信じられないものだ」と怒りを伝え、「このファンに厳しい処分が下されることを願う」とコメントしている。



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