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韓国ファン「日本人に申し訳ない」「処罰を」イ・ガンイン&ムバッペを巡るフェイク動画に波紋

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パリSG行きが報じられるMFイ・ガンイン

 パリSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペマジョルカの韓国代表MFイ・ガンインをかばい、日本人ジャーナリストに素っ気なく対応する動画が偽物であることが分かった。フランスの国際ニュース専門チャンネル『フランス24』など複数メディアが報じている。

 当該動画はムバッペが記者会見に出席したシーンとなっており、日本の記者が「イ・ガンインという韓国人選手がパリSGに加入すると聞きました。これは単なるマーケティングだと思いますか ? そして日本人選手についてはどう思いますか ?」と質問。続いてムバッペが商業目的であることを否定し、「日本人選手についてはよく分からない」と答える韓国語の字幕が流れている。

 この動画は6月15日に韓国のYouTubeチャンネルで公開され、3週間で再生回数が1100万回を超えるなど大きな話題となった。

 しかし、実際は本人の言葉を歪曲したフェイク動画だったという。『フランス24』によると、元の素材はムバッペがフランス代表としてEURO2020に臨んだ2021年6月の記者会見。当時、自身の去就に関する質問をたしなめたシーンが利用され、事実とは異なる韓国語の字幕が入れられていた。

 同メディアは「フランス語は大多数の韓国人にとって理解や親しみやすさからはほど遠いため、この欺瞞はうまく機能しているようだ。コメントでは、何人かの人がフランス人サッカー選手の対応を称賛している。韓国と日本の間にあった重い過去と同様に、両国間のスポーツにおけるライバル関係は非常に強い。多くのネットユーザーも、同選手は日本よりも韓国を好むようだというコメントに歓喜している」とレポートしている。

 また、このフェイク動画騒動は韓国メディアでも報じられており、韓国『朝鮮日報』は「映像が偽物であることが知られると、韓国のファンの間でも『やりすぎた』という反応がほとんどだ」と紹介。韓国のファンからは「日本の方に申し訳ない」「ネット上でも虚偽の事実を流布する者は法的に処罰しなければならない」「これはイ・ガンインにも被害が及ぶ」などの声が上がったようだ。


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