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PSGルイス・エンリケ新監督が熱血ビルドアップ指導…ソレール「監督の正しい戦術を試合でやれるように」

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熱血指導を見せたルイス・エンリケ新監督(写真左)

 パリSGが31日、国立競技場で国際親善試合インテル戦(8月1日・国立)の前日練習を行った。ビルドアップのメニューではルイス・エンリケ新監督が選手に対して激しく指示を送る場面も見られるなど、熱量の高いトレーニングとなった。

 選手たちは軽いストレッチとフィールドプレーヤー全員での鳥かごを行った後、二手に分かれてトレーニング。一方は4対4対3でのパス練習、もう一方は11人がハーフコートでポジションに着いてのビルドアップ練習となった。

 L・エンリケ新監督はビルドアップ練習のほうを指揮し、ピッチに入って選手たちに頻繁に指示を送っていた。ボールの流れや立ち位置を細かく修正し、攻撃を前進させる方法を伝えていたほか、MFシェール・ンドゥールの腕を掴んでポジション移動させたり、DFマルキーニョスに身振り手振りで激しくメッセージを伝えたりと、熱量のこもったメニューとなった。

 一定時間を終えると、4対4対3でのパス練習を行っていたチームがビルドアップに入り、ビルドアップ練習を行っていたチームが4対4対3でのパス練習に移って同じメニューを実施。その後はクロスからのシュート練習も行い、DFレイバン・クルザワのボレーシュートが決まった場面では観客から大きな歓声も上がっていた。

 練習後には東京五輪でも来日したスペイン代表MFカルロス・ソレールが報道陣の取材に対応。「日本での試合はとても湿度が高く、暑さもキツくてなかなか結果が振るわないが、シーズンに向けて準備していく」と述べつつ、インテル戦に向けて「シーズン開始の重要な試合という位置付けで準備している。監督の正しい戦術を試合でやれるように確認しているところ。子どもたちやサポーターが見に来てくれると思うので、しっかり良い準備をして臨みたい」と意気込んだ。

 なお、ビルドアップのトレーニングのメンバー構成は以下のとおりだった。GKはジャンルイジ・ドンナルンマケイラー・ナバスが交代で務め、一部ポジションではメンバーを入れ替えも実施。システムは4-3-3がベースとみられるが、ビルドアップでは片方のインサイドハーフが高い位置を取って4-2-3-1のような立ち位置となっていた。

▼1本目
DF 2 アクラフ・ハキミ
DF 5 マルキーニョス
DF 14 フアン・ベルナト
DF 32 レイバン・クルザワ
MF 6 マルコ・ベッラッティ
MF 27 シェール・ンドゥール
MF 28 カルロス・ソレール
MF 38 イーサン・ムバッペ
FW 35 イシュマエル・ガルビ
FW 44 ウーゴ・エキティケ

      エキティケ

ソレール  ベッラッティ    ガルビ
    ムバッペ  ンドゥール

ベルナト           ハキミ
   クルザワ  マルキーニョス
        GK

▼2本目
DF 37 ミラン・シュクリニアル
DF 15 ダニーロ・ペレイラ
DF 21 リュカ・エルナンデス
MF 4 マヌエル・ウガルテ
MF 8 ファビアン・ルイス
MF 17 ビティーニャ
MF 18 レナト・サンチェス
MF 33 ウォーレン・ザイール・エメリ
FW 10 ネイマール
FW 11 マルコ・アセンシオ

       アセンシオ

ネイマール  F・ルイス  ビティーニャ
     エメリ   ウガルテ

L・エルナンデス     R・サンチェス
   シュクルニアル ダニーロ
        GK

(取材・文 竹内達也)
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